こんにちは、まったけです。
今回は、傷つかないように動いていた頃のお話。
とあることから自分の未熟さを知ったり、ロールモデルを見つけたり…な経験と
そこから得た教訓を書いていきます。
同じような悩み、苦しみをもつ人に届いてほしいです。
傷つきたくない弟
私には少し上に兄がいます。
小さい頃の兄はとても元気のいい男子だったので、
その有り余るエネルギーで生み出されたしくじりによって
母親にこっぴどく怒られる兄の哀れな姿を
さらに小さい私はたくさん見てきました。
まあよくある話ですよね。
ここで一緒に弟もふざけて一緒に怒られることになるか
一歩離れて、怒られる兄をただ眺めているかは
結構個性が分かれるところだと思うのですが
私はどちらかというと後者の子どもで、
「こんなことをやったら怒られるんだな~」と
なんとなく感じ取りながら過ごしていました。
エネルギッシュな兄とは真逆の、大人しくてシャイな子供だった私は
その後も自分から動く前に周りの誰かをみては
「ああ、これやったらまずいんだなぁ」という
傷つかないための学び・怒られないための学びを
直感的に積み重ねていきます。
それがいい方向に作用したことも沢山ありますが、
一方で「これをやったらどうなるんだろう」
「嫌なことが起きないかな」と考える癖もついてしまい
自分から踏み込んで何か始めることを
無意識のうちに恐れるようになっていました。
怒られないために動く癖
時は経ち、大学生になった私は
その後も子供のころのシャイでビビりな部分は変わらず
周りを見ながら、なんとか上手くやり過ごす人間になりました。
実際、その立ち回りでも大半のことは無難に済んでしまうものでした。
今思えば、なんて過ごしやすい時代だったのでしょう…。
傷つきたくないので、何か主張をするわけでもありません。
ただ穏やかに事を進めるために動き、
規律を乱さず、右と言われれば右へ行く。
幸か不幸か、一見すると聞き分けのいい(都合のいい)学生なので
先生などの評判は割と良い方だったと思います。
どちらかと言えば、厳しくされたよりも甘やかされた方がしっくりきます。
私もそれを望んでいたので、余計に評判の良さと傷付かなさを追い求めていました。
しかし、そこには当然ながら良くない部分もありました。
そのうちの一つは
「第一印象で合わない(私にとって安全でない)と感じたものは、
排除して知りにいかない」
「知りに行かないので、あらゆることを自分の世界だけで完結する」
という癖がついたことです。
当時はこんな性質が自分にあるとは全く認識していなかったのですが
とある経験から表面化し、これはちょっとマズイかも…となります。
「君はどこにいるの?」
とあるインターン(という名の職場見学)に参加した時のこと。
特にやりたいことが見えていないものの、
何かやらねばと焦り参加した会での話です。
とにかく穏やかな会社に行ってみたいなぁと思ったものの
周りを見すぎて動き出しが遅かった当時の私は、
すでに募集が終わっていたり選考に落ちたり…を繰り返していました。
もうこれ無理なんじゃない?とも思いつつ、条件を緩めながら応募しつづけ
なんとかこぎつけた一社はとある不動産系の会社のインターンでした。
「オフィスの雰囲気見るに平和そうじゃない?」と思い
気軽に応募したその会社に入ると
若干黒く日焼けしたギラギラ系の体育会系人事部長がお迎えしてくれました。
正直、一目見ただけで「こりゃ来るとこミスったな」と思いつつも、
いつも通りやり過ごそうと素早く切り替えます。
面接の練習をしてくれるとのことで、なんとか無難に回答しました。
無難な志望動機、無難なガクチカ、無難な自己PR。
当時の自分は、まあまあの回答ができたかもな~と思っていたのですが、
フィードバックの際に言われたのが、見出しの一言でした。
「君の芯がちょっと見えない。本心はどこにいるの~って感じだね笑」
聞いた直後はあまりその言葉の意味が頭に入ってきませんでした。
しかし、続けて言われた2つの指摘で、すこしずつ気付かされます。
「良い子なのはなんとなく分かったけど、それ以外があまり知れなかったのが残念」
「もしかして大人が怖いんじゃない?もっと大人としゃべる機会が増えるといいね」
私は周りを気にするあまり、怒られない・傷つかないような
立ち振る舞いをし続けてきました。
結果、チャートで表したらどこも尖らないような、
『なんとなく平均っぽいヤツ』でしかなくなっていたのです。
そして、同年代よりも経験があり、何か指摘できるような
経験豊富な大人(特に自分にも厳しくなれる大人)とのふれあいを
避けてきたことも見透かされました。
実際、なにかを指摘されることに対して
成長や伸びしろではなく、ただただ自分の心が傷つくから
怖いとしか感じられなかったことは事実です。
幼い感覚だったと思います。
結局、そのインターン先との縁はそれっきりでしたが
自分の中に危機感が芽生えた私は、なにか変えなきゃいかんと
模索しはじめます。
ちょっと長くなってきたので、次回に続きます。
まったけでした。
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